眼球遊戯 私は生きているのか、死んでいるのか 私にとって、それこそが永遠の謎なのだ 彼女の理想でいようと、自分を殺して 私は既に、死んでいるのではないだろうか 私は確かに彼女を愛している しかし私が最も愛しているのは、彼女の眼球なのだ 人は皆、理想的な自分になりたがる ただ、私は完全な私になりたい 私は生きているのか、死んでいるのか この悩みは私が不完全ゆえなのだろう 不完全と云えば、この、私の眼球だ なぜ私は彼女を見つけてしまったのか 視界を奪われた彼女は思った通りだ 取るに足らない、ただ泣き叫ぶだけ 不完全な人形じゃないか 人は皆、理想的な自分になりたがる 私は今、誰よりも彼女を愛している 私は暗闇の中で、傍らの不完全な柔肌と朝を迎えた それはいったい誰なのか? 今となっては、それこそが永遠の謎なのだ