深淵坂の首縊りの家 あの日、愛する彼女が首を縊って死んだ 泣き崩れたまま、僕は彼女を見上げていた 絶望に暮れる僕に悪魔が耳打ちをしてきた 『契約をしろ、彼女はすぐに戻ってくる』 僕がもっとも大事だと思うものを代償に 僕は悪魔と契約を交わした 人は皆、誰もがいつかいなくなるものだから せめて愛する人のため、偽りのないこころを あの日、私とあなたは離ればなれになった あの日、私はあなたの愛を確かめたかった 「僕は君のことだけを、永遠に愛している」 あなたの言葉はとても嬉しかった だけど、、、 人は皆、誰もがいつかいなくなるものだから 永遠、愛、誓い、そんな優しい嘘はいらない あなたはもう、いなくなった 真実だけ遺して あなたはもういない だけど、私は今、生きている