[00:00.000] 作词 : 鳥屋茶房 [00:01.000] 作曲 : 鳥屋茶房 [00:03.899] [00:05.587]三桁と四文字の空を見上げてる [00:16.300]夜空の果の本棚の国の中 [00:30.741] [00:43.396]何回も書いては消えていった言葉 [00:53.819]真っ白な宇宙に尾を描いたほうき星 [01:05.000] [01:05.038]空を割いて線を書いた [01:09.654]それは嘘みたいに美しく [01:18.133] [01:26.201]溢れた文字 夜空の一頁 [01:31.482]この手が今触れる物語 [01:36.498]消えてしまう 朝がくるのならば [01:42.009]世界を満たした言葉を全部 [01:58.109]光を全部 [02:02.940] [02:09.323]図書館の銀河から逆さまに落ちた [02:20.407]少女がやがて恋を知るストーリー [02:30.586] [02:31.198]祈るように 揺れるように [02:36.130] 誰もいない夜を紡いで [02:45.353] [03:03.245]題名のない 夜空の一頁 [03:08.683]瞳の中 焼きついた景色 [03:14.030] 言葉の海 有り余る奇跡の中で [03:24.806] [03:25.010]溢れた文字 夜空の一頁 [03:30.019] この手が今触れる物語 [03:35.329]夜がいま明けてゆくよ、だけど [03:40.742]世界を満たした言葉を全部 [03:50.654] [04:09.000]大きな大きな図書館で、女の子が本を読んでいました [04:15.812] [04:20.009]そこはとても静かな場所 [04:24.003] だれもいない銀河の果てで [04:26.621]女の子は、本を読んでいました [04:29.815] [04:31.369]女の子は寂しくなんてありません [04:35.218]本を開けばそこには、たくさんの物語がありました [04:40.370] [04:42.002]しかし、ある日大きな嵐が来て、 [04:46.478]女の子は、知らない星へと落とされてしまったのです [04:51.185] [04:52.627]目を覚ますと、そこは四角い空の不気味な街 [04:58.131]女の子は、怖くて怖くて仕方ありませんでした [05:03.322] [05:04.014]そこへ一人の人がやってきて、本を手渡してこう言いました [05:09.761]「さぁ、君の物語を聞かせて!」 [05:13.455] [05:14.447]本を読み始めると、たくさんの人がやってきました [05:19.743]わくわく、どきどきしながらみんな物語に夢中でした [05:24.857] [05:25.386]「めでたしめでたし」 [05:28.602]みんなは笑顔になって、四角い空にも星がきらめきだすのでした [05:34.358] [05:35.656]本を渡した誰かが女の子の前にやってきて言いました [05:42.597]「素敵な物語をありがとう。君をずっとずっと、待っていたんだ!」 [05:49.931] [05:50.900] 女の子はどうしてか、顔を真っ赤にしながら、笑いました。 [05:57.838]