アリアドネ 作词 : 黒うさP 作曲 : 黒うさP 単純な言葉で君を奪いさってさあ、嬉しくなんてないくせに、 愛なんてもういいって、手を伸ばした僕を蔑むように嗤ってよ。 どうやってみても時間はとまんないし、正当化して傷跡を作る。 飽食な時代は何を求め、難題ばかり増やしてる。 孤独な時を何が満たすの? 効かなくなっていく抗鬱剤。 あれもこれもと欲しがるけれど、そんな心だけ疼いてく。 単純な言葉で君を奪いさってさあ、嬉しくなんてないくせに、 愛なんてもういいって、手を伸ばした僕を蔑むように嗤ってよ。 炎天下の中日差しが狂いだして、どこまでだって付いてくる様で。 ああもうやだなって呟きが廻る。何回目だっけか、こんな胸焼けは。 そうだ、夢にしちゃえば、何も怖くなんてないだろう。 流れた汗が、嘘にまみれて汚れた色を落としていく。 簡単な思考回路この手で書き換えて、塗りつぶせば喜劇のようだ。 そうやって重なって僕は軋んでいく、どんな心音(おと)か聴かせてよ。 夕闇が影を落とし、ふらついた先のアスファルト。 ねえもしも明日がなくて、それでも僕は迷うのかな? 単純な言葉で僕達は絡まって、アリアドネの糸にも似て。 愛なんてしるしがどこかにあるとして、そんなもんじゃ解(ほど)けないよ。 ねぇ、思考回路この手で書き換えて、塗りつぶせば喜劇のようだ。 そうやって重なって今日も軋んでいく、君の心音(おと)を聴かせてよ。