[00:00.50]
[00:13.75]濡れても平気だと思う僕に
[00:19.83]傘を差し出してくれた人
[00:26.46]そのうれしさに気がつけなかった
[00:32.06]あの頃の僕が君を失った
[00:39.09]「ありがとう」と会釈をしたら
[00:45.05]その人は笑ってくれた
[00:51.53]そばにいてくれた事に僕は
[00:57.32]何も言えずにいてごめんよ
[01:04.86]自分が必要と気がつかないだけで
[01:10.96]必要なものはたくさんある
[01:17.23]そんな大事な事に気づくときはいつも
[01:23.53]決まって愛が悲しみに変わるときだ
[01:32.42]僕の心がいつだってぬれずにいれたのは
[01:44.88]君の心がさりげなくさしてくれた
[01:51.22]傘の中にいたからだろう
[02:13.67]仕事が終わらない僕の邪魔を
[02:20.05]しないくらいのそばまできて
[02:26.24]いつも待ってくれていた
[02:31.67]待ちくたびれていねむりしていた
[02:39.00]時々君は窓辺の日向で
[02:45.39]僕に背を向けて座っていた
[02:51.66]そっと近づいて抱きしめると
[02:56.86]首だけ上げて僕を見て笑った
[03:04.69]自分が必要と気がつかないだけで
[03:11.02]必要なものはたくさんある
[03:17.32]そんな大事な事に気づくときはいつも
[03:23.52]決まって愛が悲しみに変わるときだ
[03:31.86]もう少しだけ早く僕が気づけていたのなら
[03:44.78]今この時もかわらずに君は僕の
[03:51.29]そばでいねむりをしていたのだろう
[04:29.99]傘の先についた雨粒が
[04:36.42]その中に映った景色と
[04:42.60]こらえきれずに落ちてゆくよ
[04:48.98]全ては儚いと教えるそのために
[04:56.84]もう少しだけ早く僕が気づけていたのなら
[05:10.05]今この時もかわらずに君は僕の
[05:16.53]そばでいねむりをしていたのだろう
[05:28.92]いつも僕のそばで
[05:35.06]眠っていたのは愛だった
[05:42.14]