[00:00.42]百花繚乱(ひゃっかりょうらん)ひらいて さんぜ
[00:05.85]百花千花(ひゃっかせんっか)と ひらいて さんぜ
[00:11.08]
[00:28.30]春は 桜 花吹雪
[00:32.74]夏は 朝顔 蔓(つる)を捲き
[00:37.11]秋は 薊(あぞう)の 棘刺(とげざ)して
[00:41.79]冬は 雪気(ゆきげ)に 寒椿(かんつばき)
[00:48.22]
[00:50.02]ひらけ ひらけや 蕾よ 花に
[00:58.68]妍(けん)を競(くら)ひて 季節を飾れ
[01:07.44]ひらけ ひらけや 四季折々(しきおりおり)と
[01:16.39]百花繚乱(ひゃっかりょうらん)浮き世に 咲きほこれ
[01:27.89]
[01:29.38]いたづらに 花のお首(くび)を盗(とう)る鳥は
[01:38.55]雨に打たれて 帰りゃんせ
[01:46.92]
[01:47.23]花を つむなら ひとつだけ
[01:51.56]選び選びて 手折りゃんせ
[01:55.10]
[02:30.47]暁けの 芙蓉は 露に濡れ
[02:34.85]昼の 米花蘭(はぜらん) 野に微笑(わら)ひ
[02:39.09]夕の 黄菅(きすげ)に 影射して
[02:43.73]宵(よい)に人待つ 月見草(つきみぐさ)
[02:50.70]
[02:52.24]かおり かおれや 鄙(ひな)に 都に
[03:00.80]蝶を 衆生(しゅじょう)を 招きて かおれ
[03:09.97]かおり かおれや 四季折々と
[03:18.50]百花繚乱 浮き世に 咲きほこれ
[03:30.10]
[03:31.75]いとをしの 花の命が散るときは
[03:40.41]ひとひら余さず 見送(おく)りゃんせ
[03:44.20]
[03:50.39]胸に 残りし かなしの虚は
[03:57.51]違う御子(はな)では 埋まりませぬ
[04:03.34]
[04:05.42]百花繚乱(ひゃっかりょうらん) ひらいて さんぜ
[04:09.85]百花千花(ひゃっかせんっか)と ひらいて さんぜ