[00:15.82]
[00:16.83]道端に芽吹く新緑が
[00:20.30]葉を閉じて訪る夕暮れ
[00:24.44]一つ二つ灯、燈り
[00:28.43]薪の燃える薫りがした
[00:33.09]この町に別れを告げた
[00:36.77]あの日からどれだけ過ぎたろう
[00:40.83]“少しだけど顔を上げて”
[00:44.86]歩いてみる暗い道を
[00:48.98]
[00:49.33]いつも何処かでつかえていて
[00:54.68]何かを怖れていて
[00:58.67]そうね胸の奥で呼んだ故郷を
[01:05.26]
[01:05.70]皆、迷いの中で光を探し歩き疲れて
[01:13.94]不意に全てが嫌になってしまい立ち止まる
[01:22.13]そして帰る場所を求めるのだと誰かが言った
[01:30.20]そんな気がして見上げるのは都会の夜空
[01:39.16]
[02:11.88]静けさの中で佇んだ
[02:15.49]思い出す沢山の日々も
[02:19.27]今になって振り返れば
[02:23.33]欠かすことの出来ない過去
[02:28.05]二度と帰らないと誓った
[02:31.54]あの日からどれだけ過ぎたろう
[02:35.60]いつの間にか歳をとって
[02:39.70]零れ落ちた
[02:41.82]「ごめんなさい」
[02:43.59]
[02:44.02]いつも遠くで聴こえていた
[02:49.53]日暮れの鐘の音だ
[02:53.62]やっと口に出して言えた
[02:58.78]「ありがとう」
[03:00.37]
[03:00.84]皆、迷いの中で光を探し歩き疲れて
[03:08.76]不意に全てが嫌になってしまい立ち止まる
[03:17.02]そして帰る場所を求めるのだと誰かが言った
[03:25.27]そんな気がして見上げる空の彼方
[03:33.56]“きっと明日は来る”と、
[03:36.69]“未来は在る”と信じてみよう
[03:41.60]例え小さな歩幅でさえ確実に進む
[03:49.83]そしていつの日にか胸を張って
[03:55.07]誰かの為に両手広げて迎えるのさ
[04:03.42]「おかえりなさい」
[04:06.80]