[00:00.00]瘡蓋を剥ぎ取る 丁寧に 破れない様に
[00:15.57]指でなぞる
[00:17.70]「私」を確かめるかの如く
[00:22.56]捩り詰め込んだ美徳の刃が脈を切り刻む
[00:57.65]剥がれて行く 崩れて行く
[01:01.59]曖昧な歪が残った
[01:05.75]其方から此方を抜け彼方が見透かせるかの様
[01:14.95]爪と肉の間に喰い込んだ滓
[01:18.77]それはかつて焦がれ焦がれた綺麗な戯れ言
[01:23.03]掻き毟り取り溢れた蜜の味
[01:26.65]それは今も…
[01:30.29]流れて行く 壊れて行く
[01:33.86]慥かな異物が残った
[01:37.90]吐き気さえ飲み干して 喉を這い出ずる手を噛む
[01:45.62]「私ハ傀儡、猿轡ノ人形」
[01:52.93]津液に溺れ錆びた声が私を喰い破る
[02:01.58]乞えば溢れて また一つ増える「穴」
[02:07.80]映せば在れど無く 黒い枷に塗れた物言わぬ傀儡一つ
[02:19.68]触れてみれば…ざらり…ざらり…
[03:13.82]瘡蓋を剥ぎ取る
[03:21.33]丁寧に 破れない様に
[03:28.40]指でなぞる
[03:30.89]「私」を確かめるかの如く
[03:37.84]津液に溺れ錆びた声が私を喰い破る
[03:46.45]乞えば溢れて また一つ増える「穴」
[03:53.15]映せば在れど無く 黒い枷に塗れた物言わぬ傀儡一つ
[04:05.47]触れてみれば…ざらり…ざらり…