[00:19.59]「悪徳の哲学」
[00:29.59]文章：六弦A助　作曲·編曲：六弦A助
[00:39.59]コーラス：櫻井アンナ
[00:59.59]
[01:01.59]其れが例へ何者でアレ、
[01:05.68]妾の意識に変わりは無し。
[01:10.07]所詮、一度限りの夢を
[01:14.42]彷徨ふ事に変わりは無し。
[01:19.07]
[01:27.68]一つ、二つ、綺麗に並び給ふは一夜限りの嘘。
[01:36.21]愛や恋や、富や名声、心と躰、同じ轍。
[01:45.12]
[02:11.39]要らぬ知らぬ、誠実なる言葉と裏の意図。
[02:19.92]操りの糸すら見えぬ演出の意図。──幕開。
[02:29.64]
[02:47.99]夜毎秘め事。惑ひ無き声纏ひ、
[02:56.60]爪の先まで隙無し。かく愛無し。
[03:05.29]
[03:22.52]幕が上がれば其処は、虚構、演目：『妾』
[03:31.52]薔薇は幕間までは頂く必要無し。
[03:40.44]
[04:23.98]悦に揺れる声と表情、
[04:27.97]程良く紅く肌染まりて、、、
[04:32.20]重ねたその背に爪を立て、
[04:36.85]耳元でまた、囁く夢。
[04:41.17]一夜限り。されど全ては
[04:45.39]与えず求めさせる美学。
[04:49.98]一人、二人、綺麗に
[04:54.15]並び給ふは誰が見せし蝶か。──幕間。
[05:00.05]
[05:06.05]【 おわり 】