[00:26.38]僕が死のうと思ったのは
[00:33.7]ウミネコが桟橋で鳴いたから
[00:38.16]波の随意に浮かんで消える
[00:44.48]過去も啄ばんで飛んでいけ
[00:49.50]僕が死のうと思ったのは
[00:56.11]誕生日に杏の花が咲いたから
[01:01.77]その木漏れ日でうたた寝したら
[01:07.63]虫の死骸と土になれるかな
[01:12.54]薄荷飴 漁港の灯台
[01:16.30]錆びたアーチ橋 捨てた自転車
[01:19.12]木造の駅のストーブの前で
[01:22.18]どこにも旅立てない心
[01:25.2]今日はまるで昨日みたいだ
[01:27.61]明日を変えるなら今日を変えなきゃ
[01:30.48]分かってる 分かってる けれど
[01:39.0]僕が死のうと思ったのは
[01:44.95]心が空っぽになったから
[01:50.52]満たされないと泣いているのは
[01:56.32]きっと満たされたいと願うから
[02:25.00]僕が死のうと思ったのは
[02:30.49]靴紐が解けたから
[02:36.10]結びなおすのは苦手なんだよ
[02:42.16]人との繋がりもまた然り
[02:48.14]僕が死のうと思ったのは
[02:53.76]少年が僕を見つめていたから
[02:59.4]ベッドの上で土下座してるよ
[03:04.84]あの日の僕にごめんなさいと
[03:10.92]パソコンの薄明かり
[03:13.85]上階の部屋の生活音
[03:16.62]インターフォンのチャイムの音
[03:19.38]耳を塞ぐ鳥かごの少年
[03:22.60]見えない敵と戦ってる
[03:25.13]六畳一間のドンキホーテ
[03:28.34]ゴールはどうせ醜いものさ
[03:35.00]僕が死のうと思ったのは
[03:42.32]冷たい人と言われたから
[03:47.57]愛されたいと泣いているのは
[03:53.32]人の温もりを知ってしまったから
[04:22.39]僕が死のうと思ったのは
[04:27.62]あなたが綺麗に笑うから
[04:33.23]死ぬことばかり考えてしまうのは
[04:39.8]きっと生きる事に真面目すぎるから
[04:44.83]僕が死のうと思ったのは
[04:50.97]まだあなたに出会ってなかったから
[04:56.25]あなたのような人が生まれた
[05:02.38]世界を少し好きになったよ
[05:07.82]あなたのような人が生きてる
[05:13.38]世界に少し期待するよ