[00:01.05]作词/作曲:酒井参輝
[00:20.87]一つ、二つ、三つ、四つと
[00:23.06]終わる事の無い始まり
[00:25.23]ぽたり ぽたり 滴る其れを
[00:27.55]数えつつも見て見ぬ振り
[00:30.21]
[00:39.31]幾千、幾万、幾億になり
[00:41.24]始まる事の無い終わりへ
[00:43.47]ぽたり ぽたり 滴る其れは
[00:45.85]数え切れず右往左往
[00:50.19]
[00:57.15]放し飼いの罵詈雑言が捩じ込んだ種で孕む疼き
[01:02.39]喰い破り這い出した其れを抱けど其処に愛はあるか?
[01:06.70]此岸は黒い雨模様の中
[01:10.51]ずぶ濡れで嗤う人間の群れ
[01:15.11]晴れ間に架かる黒い虹に喝采
[01:19.60]悍ましく咲いた彼岸花
[01:24.61]無垢が犯され斑に広がり滲んで面影も唯の黒
[01:28.99]あの頃はどんな顔で其れを見ている?
[01:33.77]嗚呼 兎角
[01:35.64]染みが底無き穴の口広げ やんやと囃し奉る
[01:40.93]
[01:43.18]両の目を引ん剝いて焼き付けた其の色は
[01:47.64]「白」か「黒」か「極彩」か
[01:49.84]さぁ、何色に見える?
[01:53.42]
[02:15.62]
[02:25.77]流れる時の水鏡に映る面は皆と同じく嗤う
[02:48.96]揺らめいた刹那に見せた面は見覚えのある涙化粧
[02:58.29]無垢と染みとの境に蠢く魍魎 面影が見え隠れ
[03:05.09]「生き抜く事」と「生き存える事」の差
[03:09.68]嗚呼 産まれ
[03:11.75]生きて死に行く事の意味が欲しいのなら…
[03:15.61]「この指止まれ」
[03:19.01]両の目を引ん剝いて焼き付けた其の現
[03:23.25]己が命 影絵芝居
[03:25.42]さぁ、何が見える?